EXHIBITIONS

鈴木雄大個展「すべてが透明になる前に」

2019.08.10 - 08.18

鈴木雄大 TRANSFER 2019(映像作品のキャプチャ画像)

鈴木雄大 This is Square Screen 2018 「AUTO展」(N-MARK B1、名古屋)での展示風景

 1993年生まれのアーティスト・鈴木雄大の初個展。アーティスト・布施琳太郎のキュレーションで、若手作家が抱く「リアリズム」が今日の社会にどのような有効性を持ち得るのかを検証する企画シリーズの第1弾として開催される。

 鈴木は2017年武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業、19年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻卒業。主な展覧会に、「AUTO」(N-MARK B1、名古屋、2019)、「ソラリスの酒場」(The CAVE/Bar 333、2018)、「The Continent,八木と」(アートスポットシャトー小金井、東京、2016)。テレビやスマートフォンなどのディスプレイのなかの対象を「メタ・マテリアル」と名づけ、自身の身体とディスプレイの画面内容との対話自体を表現のメディアとするような作品を制作してきた。

 本展では、3つの映像再生機器にそれぞれ異なる対話性を持った作品を展示。ゲームや絵画、映像といったメディアを自由に行き来し、鑑賞者と作品との対話の多様なあり方を喚起する。本展に続いて、國冨太陽、高見澤峻介の2名を紹介予定。