EXHIBITIONS
異世界への誘い
―妖怪・霊界・異国
浮世絵は、人気の歌舞伎役者や花魁、人で賑わう江戸の町の風景など、実際に存在するものを題材とした作品が大半を占めている。いっぽうで、この世のものではない非現実的なキャラクターや風景、現実の世界とはまったく異なる「異世界」の様子を描いた浮世絵も伝わっている。
本展では、「妖怪」「霊界」「異国」の3つのキーワードを通して、浮世絵に描かれた「異世界」を紹介。おどろおどろしい姿の妖怪、黄泉の国から蘇った幽霊や怨霊、また、江戸時代の人々にとって異世界であった海外を、伝聞や文献に基づいて描いた浮世絵なども展示される。
なかでも見どころとなるのは、歌川国芳による《東海道五十三対 桑名 船のり徳蔵の伝》。黒い影に目だけがぼんやりと浮かんだ、異世界の住人らしい海坊主の不気味な姿が印象的な作品となっている。
本展では、「妖怪」「霊界」「異国」の3つのキーワードを通して、浮世絵に描かれた「異世界」を紹介。おどろおどろしい姿の妖怪、黄泉の国から蘇った幽霊や怨霊、また、江戸時代の人々にとって異世界であった海外を、伝聞や文献に基づいて描いた浮世絵なども展示される。
なかでも見どころとなるのは、歌川国芳による《東海道五十三対 桑名 船のり徳蔵の伝》。黒い影に目だけがぼんやりと浮かんだ、異世界の住人らしい海坊主の不気味な姿が印象的な作品となっている。