EXHIBITIONS

ignore your perspective 49「紙より薄いが、イメージより厚い。」

木村翔馬 / 澤 あも 愛紅 / 西原彩香

2019.07.13 - 08.10

画像提供=児玉画廊

 児玉画廊の展覧会シリーズの49回目では、京都で発足した可変的アーティストスタジオ「Terrain」を構成する、木村翔馬、澤あも愛紅、西原彩香の3名によるグループ展が開催されている。

 自らをデジタル・ネイティブ世代の作家と位置づけ、3DCGやVRといったデジタル技術と、従来の絵画の画法の双方を行き来する作品制作を行う木村。「4次元的空間の存在」をテーマに、三次元である現実空間で、さらにそれを上回る高次元的感覚をとらえて作品に落とし込む澤。本物を実際に目にすることなく、メディア上で手軽にアクセス可能ないま、絵画のあり方を探る西原。

 本展は、メディアの急速な発展期に生まれた同世代3名の独立した展示でありつつも、展示構成全体として、新たなひとつの時代性の入口となることを意図する。