EXHIBITIONS
杉戸洋
とんぼ と のりしろ
小さな家、空、舟などのシンプルなモチーフや、繊細に、あるいはリズミカルにおかれた色やかたち。抽象と具象の間を行き来するような作品で国内外で多くの人を魅了してきた杉戸洋の、東京の美術館では初の個展が開催される。
会場となる東京都美術館の地下に広がる吹き抜けの空間は、タイルの床やコンクリートを削った壁など、前川國男による建築独特の質感と佇まいを持つ。この空間から着想された、深みのある釉薬に彩られた常滑のタイルによる最新作をはじめ、絵画、ドローイングなどが、当館のギャラリーを色や光で満たす。
さりげない空間のしつらえやさまざまなイメージの繋がりを見い出すなかに生まれてくる、作品と空間、そして日常への眼差しが新しく開かれていくような感覚。つくることと見ることの喜びと深淵、ここでしか味わうことのできない作品との出会いを楽しみたい。
会場となる東京都美術館の地下に広がる吹き抜けの空間は、タイルの床やコンクリートを削った壁など、前川國男による建築独特の質感と佇まいを持つ。この空間から着想された、深みのある釉薬に彩られた常滑のタイルによる最新作をはじめ、絵画、ドローイングなどが、当館のギャラリーを色や光で満たす。
さりげない空間のしつらえやさまざまなイメージの繋がりを見い出すなかに生まれてくる、作品と空間、そして日常への眼差しが新しく開かれていくような感覚。つくることと見ることの喜びと深淵、ここでしか味わうことのできない作品との出会いを楽しみたい。