EXHIBITIONS

名刀は語る 美しき鑑賞の歴史

佐川美術館|07.09 - 09.22

徳川将軍家伝来  刀 金象嵌銘 備前国兼光/本阿弥(花押)(名物 大兼光) 刃長 83.5cm 南北朝時代(14世紀) 佐野美術館蔵  重要文化財

松平(奥平)家伝来 太刀 銘 一 刃長 71.0cm 鎌倉時代中期(13世紀) 個人蔵(佐野美術館寄託) 国宝

上杉家伝来 脇指 銘 相模国住人廣光/康安二年十月日 (号 火車切) 刃長 38.4cm 康安2(1362)年 佐野美術館蔵 重要美術品

雪輪傘透鐔 江戸時代 佐野美術館蔵

大森英秀 道成寺物語図縁頭 銘 大森英秀(花押)(縁) 江戸時代 佐野美術館蔵

茶席図鐔 銘 西陣住人/埋忠重長 江戸時代 佐野美術館蔵

後藤一乗 秋草虫尽図揃大小金具 銘 後藤法橋一乗(花押)(目貫) 江戸時代 佐野美術館蔵

 日本刀は、古来災いや邪気を払う霊器として神聖視され、武士にとっては武器であるとともに精神的支柱であり、日本人の精神文化に大きな影響を与えてきた。また、優美な姿、千変万化する刃文など、日本刀の見所は多彩で、国を代表する美術品として世界でも高い評価を得ている。

 名刀の美しい輝きは、鍛刀されてから今日に至るまでの数百年間、日本刀を守り、磨き続けてきた人々からの賜物。名刀を持つことで、それに相応しい己になるべく自己を「磨く」人々がおり、多くの物語も生まれた。

 本展では、日本有数の刀剣コレクションを誇る佐野美術館の収蔵品より、平安〜江戸時代につくられた太刀や刀(国宝・重要文化財を含む)をはじめ、鐔(つば)・拵(こしらえ)といった刀装具など名品の数々を展示。約千年にわたる日本刀の歴史を通じて、日本人が培ってきた美意識や文化を紹介する。