EXHIBITIONS

丹羽良徳個展「想像したはずの共同体」

2019.07.24 - 08.09, 2019.08.25 - 09.06
 丹羽良徳は1982年愛知県生まれのアーティスト。公共空間を舞台に⾮⽣産的で無意味な⾏動を起こし、その一部始終を映像記録に収めた映像作品を発表している。近作《誰も要求していない計画に全会一致で合意する》(2019)のように、明⽰されたタイトル内容を実⾏する過程で⽣まれる様々な軋轢をさらすことで、制度化された公共概念の外縁を描くプロジェクトを国内外で多く実現させている。

 本展は、2020年に迫る東京オリンピック・パラリンピックを背景に、丹⽻が2017〜20年のオリンピック直前まで制作し続ける、フェイクドキュンタリーを中⼼としたプロジェクト「想像したはずの共同体」を発表する。

 このプロジェクトでは、2020年東京オリンピック・パラリンピックを舞台に、各国の選⼿、監督へのインタビューや1964年大会当時の記録映像、また安倍⾸相の政治演説などオリンピックをめぐる様々な⽴場や⾔説をつなぎ合わせる。