EXHIBITIONS
吉岡千尋
sub rosa
吉岡千尋は1981年京都に生まれ、2006年に京都市立芸術大学大学院・油画専攻を修了。大学院在学中の2005年に新進作家の登竜門である京展（京都市美術館）で市長賞を受賞、2014年の京都府美術工芸新鋭展（京都文化博物館）では京都新聞社賞を受賞するなど、京都を拠点に制作活動を続けている。
吉岡は実際に目にし記憶した風景や小説の文章から想起されるイメージ、スクリーンに映し出された映画の一幕などを見る（あるいは読む）ことを通して、自らの存在が外の世界に触れるときに現れる、儚くも印象的な光景を主題に絵画を制作。
本展は、2012年より吉岡が継続的にモチーフとして取り組んでいる薔薇とその周囲を描いた新作「rose」を中心に、スペインのアルハンブラ宮殿の天井装飾を仰ぎ見た経験から描いた紅葉する樹木と空の風景「muqarnas」、イタリア滞在中に出会った宗教画を模写することから展開する「mimesis」、計3シリーズによって構成される。
吉岡は実際に目にし記憶した風景や小説の文章から想起されるイメージ、スクリーンに映し出された映画の一幕などを見る（あるいは読む）ことを通して、自らの存在が外の世界に触れるときに現れる、儚くも印象的な光景を主題に絵画を制作。
本展は、2012年より吉岡が継続的にモチーフとして取り組んでいる薔薇とその周囲を描いた新作「rose」を中心に、スペインのアルハンブラ宮殿の天井装飾を仰ぎ見た経験から描いた紅葉する樹木と空の風景「muqarnas」、イタリア滞在中に出会った宗教画を模写することから展開する「mimesis」、計3シリーズによって構成される。
