EXHIBITIONS

こわしながらつくられている つくりながらこわされている

栗原一成 田中良太

2019.06.01 - 06.29

田中良太 立ち位置と観点(どこから風は吹くのか。描く事はできるのか。) 2019

本展ビジュアル

 オルタナティブスペース「ゲルオルタナ」が、墨田区から八王子に拠点を移してから2回目となる企画展。今回はメンバーの栗原一成、田中良太による2人展を開催する。

 栗原は1967年神奈川県生まれ。93年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業、95年同大学院美術研究科修了。「感覚の複合体」をテーマに、一見判別できないイメージを色鮮やかに描く。近年の個展に「スナック栗原一成」(巣鴨小さなカウンター、2018)、「多声」(komagome1-14CAS、東京、2015)、「この雨は水ですか」(東京画廊+BTAP、2011)など。

 田中は1983年埼玉県生まれ、2008年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。ひとつの実体から現実が成り立つ「一元論的立場」を主題に、絵画制作に取り組む。これまでの個展に「今日のなまえ」(ゲルオルタナ、東京、2012)、「怪物の音色」(ZAP Zushoji Art Project、東京、2011)。「シェル美術賞展 2018」(国立新美術館、東京、2018)、 「3331 Art Fair ‒Various Collectors' Prizes‒」(アーツ千代田 3331、東京)などのグループ展にも参加。

 本展は6月1日、8日、15日、22日、29日に開催。描く過程で生まれる「こわす」「つくる」を同義的に扱うことを、それぞれの主題の中で焦点を当てる。