EXHIBITIONS

第4回にほんくらし籠

Center for COSMIC WONDER
2019.05.11 - 05.19

大葛藤 盛籠 (鹿児島県)

沢胡桃 手提籠、花器(秋田県)

 美術、服、印刷など多岐にわたる制作活動を行うCOSMIC WONDERが今回取り上げるのは、日本の風土と古からの用が重なり、暮らしの記憶が宿る籠。人の手業でつくられる籠は、自然と人との関わりから生まれた里山での生業であり、手道具の楚々とした質朴な表情が魅力となっている。

 本展では、古と現代をつなぐ生動を携えた日本の籠を展示・販売。いずれもCOSMIC WONDER・日光土心の前田尚謙が日本列島の秋田から沖縄まで、暮らしの手道具としての籠を専門とする職人たちを訪ねて、様々な用途のために手がけたものとなる。

 出品作は、《沢胡桃 大きな角籠、書類籠》(秋田県) 《山葡萄 手提げ籠、旅行鞄》(秋田県) 《すず竹や山桜樹皮等 げし笊》(宮城県) 《上溝桜 めっかい》(新潟県) 《山胡桃 手提げ籠》(新潟県) 《女竹 背負子》(千葉県) 《根曲竹 野菜籠、手提げ籠》(長野県) 《淡竹 たらし、買物籠》(長崎県) 《きん竹や山桜樹皮など 大箕》(鹿児島県) 《久場葉 うぶる、肩掛け籠》(沖縄県)など。