EXHIBITIONS

銀塩写真表現の深淵を探求し続ける写真家たち その原点と今

ゼラチンシルバーセッション

「藤井 保 広川泰士 平間 至 瀧本幹也 ―すべてはここからはじまった―」「FUJIFILM ACROS × 39 Photographers」

フジフイルム スクエア
2019.04.26 - 05.09

第1回ゼラチンシルバーセッション「4人の作家によるネガ交換」のプリント(2006)

撮影=広川泰士  プリント= 左上から時計回りに瀧本幹也、藤井保、平間至、広川泰士

「ゼラチンシルバーセッション(GSS)」は、銀塩フィルム・印画紙写真ならではの風合いや楽しさを伝え、失われつつある銀塩写真表現を次世代へつなぐことを目的に始まった、日本を代表する写真家による自主的なプロジェクト。フジフイルム スクエアはGSSが活動13年目を迎えることを記念し、2つの展覧会を同時開催する。

 ひとつは、2006年にGSSをスタートさせた藤井保、広川泰士、平間至、瀧本幹也4人の写真家が「お互いのネガを交換してそれぞれの解釈でプリントを仕上げる」試みを行った第1回GSS展の貴重な作品と、4人の代表的な作品をレビューする写真展。そしてもうひとつは、今回のGSS賛同写真家のうち39人が、撮り下ろした最新作計39点を展示する合同展。銀塩写真の表現を探求し続ける写真家たちの活動の原点と今日の作品を通して、銀塩写真の魅力を紹介する。

 出展作家は、池田裕一、井津由美子、稲垣徳文、井上佐由紀、薄井一議、ブルース・オズボーン、片桐飛鳥、勝倉崚太、叶野千晶、草野庸子、操上和美、小瀧達郎、小林昭、小林紀晴、小林伸一郎、小林真梨子、嶋田篤人、菅原一剛、瀬尾浩司、田尾沙織、瀧本幹也、百々新、百々俊二、百々武、中野正貴、中藤毅彦、中道淳、ハービー・山口、蓮井幹生、平間至、広川泰士、広川智基、藤井保、藤塚光政、水越武、村越としや、森本美絵、山内悠、若木信吾(予定)。