EXHIBITIONS

中西學-渦流のふるまい-

2019.04.27 - 06.16

中西學「造形の世界」(徳島県立近代美術館、2015)での展示風景

 1980年代に「関西ニューウェーブ」の中でデビューし、生命へのエネルギーを力強く感じさせる巨大な作品で注目を浴びてきた美術家・中西學。近年は、生命の根源である神話から着想を得た立体作品を発表している。

 本展では、日本古来の染色技法のひとつ「墨流し」の、水の動きと風の作用を応用した平面作品「Vortex(渦流)」シリーズ、また、立体作品群からなるインスタレーション《The Eagle Has Landed(鷲は舞い降りた)》の再現展示によって構成。時代によってテーマも制作方法も異なる作品で中西の制作の変遷をたどり、過去と現在とが交差する風景(時空間)を創出する。