EXHIBITIONS

レベッカ・ソルタ

2019.04.20 - 05.18

レベッカ・ソルタ Untitled AK18 2017 © Rebecca Salter

レベッカ・ソルタ Untitled AD18 2012 © Rebecca Salter

 レベッカ・ソルタは、日本での約6年間の留学経験を持ち、現在はロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの学長を務めるイギリス出身の作家。1955年、サセックスに生まれたソルタは、ブリストル・ポリテクニック(現・西イングランド大学)を卒業後、20代半ばの頃に来日し、79〜81年までの2年間、京都市立芸術大学の研究生として学んだ。

 日本滞在中には、版画家の黒崎彰に師事。木版画を始めとする様々な日本の美について造詣を深め、約6年間に渡って、精力的に制作・発表を続けた。イギリスに帰国後も、世界各国で展示や滞在制作などの活動をするいっぽうで、2001年、06年には日本の木版画を題材とした著書も出版している。

 本展では、ソルタ作品の特徴でもある綿やリネンを用いたドローイングやペーパーワークなど約10点を展示。いまも作家に多くの影響を与え続けている日本、そして最初に日本の美に触れた京都の地で、ソルタの作品を鑑賞できる貴重な機会となる。