EXHIBITIONS

山口真人「Digital Objects」

TURNER GALLERY
2019.04.10 - 04.24

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

 人間と機械、西洋と東洋といった対比する存在を融合させた、多元的な世界観を表現するアーティスト・山口真人の個展が開催中だ。

 山口は1980年東京都生まれ。法政大学を卒業後、2008年に「アイデアスケッチ」を設立。アートディレクション、グラフィックデザイン、映像制作などのほか、椎名林檎、APOGEE、Rocketmanらミュージシャンのアートワークも手がけてきた。

 2011年よりアーティスト活動を開始し、14年に初個展「Plastic Painting」(Gallery Speak For、東京)を開催。初期は日本のアニミズム的宗教観や文化に着目し、マルチカルチュアルな東京を描いた「MADE IN TOKYO」シリーズをニューヨークや東京で発表した。現在は人と機械、物理空間と仮想空間が混ざり合い、融合する概念の視覚化を試みる、「トランスリアリティ」がテーマのペインティング作品を中心に制作している。

 山口がコンセプトとしてきた「トランスリアリティ」のアップデートを見せる本展。インターネット上のイメージから自動的に描く専用のマシーンを用いた、新作ペインティング6点が展示されている。