EXHIBITIONS

上路市剛「Realism of Sculpture –The Place of Holiness-」

上路市剛 世親 2018 Photo by Keizo KIOKU

 上路市剛は1992年大阪府生まれ、2015年京都教育大学教育学部美術領域卒業。15年にSICF16準グランプリを受賞し、「TENGAI 2.0」(roppongi hills A/D GALLERY、2015)、「Japanese Contemporary Art Show」(セントラルスクエア、フィリピン、2016)、「アーホ展vol.2」(渋谷西武 オルタナティブスペース、2017)などのグループ展、また、アートフェア(香港、バーゼル、シンガポール、台北、東京、マニラほか / GALLERY KOGURE)に出品。2015年に初個展「re:mail」(ギャラリー知、京都)を開催した。

 肌の質感からモチーフとする人物が暮らした環境まで、徹底してリアルを追求した「肖像」を制作する上路。本展では、興福寺・北円堂における仏像をアップデートし、その曼陀羅をギャラリーの場に置き換え、現代に翻訳された宇宙観を提示する。