EXHIBITIONS

江之子島芸術の日々2019「Plants of Glazed Growth」

フラッグスタジオ
2019.03.21 - 04.07

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

 大阪市西区のフラッグスタジオを会場に毎年開催される展覧会シリーズ「江之子島芸術の日々」。3回目となる今年は、19世紀にイギリスで発明された植物の運搬、栽培のためのガラス製の容器「ウォードの箱」をテーマとし、2人のアーティスト、村田宗一郎と三嶋一路がコラボレーションする。

 村田は1985年神奈川県生まれ、現在、奈良県を拠点に活動。絵画表現を軸としながら、立体・写真・音響・テキスト・インスタレーションと、幅広い作品制作を試みている。

 三嶋は1986年大阪府生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科在学中より社会的な芸術の実践として他作家への技術協力、展覧会施工の活動を開始。写真をベースとしながら、映像やプログラミングといったメディアを介し、同時代の芸術のあり方を問うている。

 本展では、2人が「ウォードの箱」の発明者、ナサニエル・バグショー・ウォードの論文『ガラス容器内での植物の成長』(1842)からキーワードを抽出し、大航海の途上で陽光を取り入れながら、温室内で成長する植物のイメージをインスタレーションで作品化する。