EXHIBITIONS

大石芳野写真展 戦禍の記憶

東京都写真美術館|03.22 - 05.11

ベトナム © Yoshino Oishi

ホロコースト © Yoshino Oishi

コソボ © Yoshino Oishi

コソボ © Yoshino Oishi

広島 © Yoshino Oishi

沖縄 © Yoshino Oishi

 2度にわたる世界大戦が大量の殺戮と破壊をもたらし、「戦争の世紀」とも言われる20世紀。その後も米国と旧ソ連を軸とする東西の冷戦に起因する朝鮮戦争やベトナム戦争、ソ連のアフガン侵攻などが勃発し、21世紀を迎えてもなお、世界のどこかで戦争が続いている。

 戦禍や内乱などの困難な状況下で、写真家の大石芳野は、そこでたくましく誇りを持って生きる人々を撮影してきた。広島や長崎、沖縄、朝鮮半島に残された太平洋戦争の大きな爪痕、ベトナム、カンボジア、ラオスの惨禍、そして民族や宗教・宗派の対立で苦しむアフガニスタン、コソボ、スーダン、ホロコースト。

 大石は土着の文化や風土を大切にしながら生きる人々をとらえ、戦争の悲惨な傷痕にいまなお苦しむ声なき民に向き合い、平和の尊さを問い続けている。

 本展では、約40年にわたり戦争の犠牲となった人々に取材し、記憶される戦禍の傷にレンズを向けてきた大石の写真作品約150点を展覧する。