EXHIBITIONS

ときどき、日本とインドネシア

 2018年にインドネシアで行われた展覧会「ときどきTOKIDOKI―日本のアール・ブリュットinインドネシア―」。大盛況だったこの展覧会が、インドネシアのアール・ブリュット作品とともに再構築され、日本展として開催されている。

 本展では、インドネシアで展示した日本人8名の作品に加え、新たにインドネシア人3名の作品を初公開。また、ジョグジャカルタにも拠点を置く美術家・北澤潤とのアートプロジェクト「ひとときのミュージアム」の関連空間が展開するほか、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAのアートディレクター・はたよしこによる「ボーダレス・アート」を巡る言葉も展示している。

 展覧会タイトルの「ときどき」に、「この展覧会をきっかけに、一定の期間を置いたとしても繰り返し、インドネシアと日本の芸術文化交流が続いていくように」という意味を込めた本展。日本のアール・ブリュット作品を、ストーリーを持って紹介したインドネシアの展覧会の雰囲気を追体験し、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAが目指してきたこと、大切にしてきたことを感じられるだろう。

 出展者は、アフマッド・ヤニ、ドゥイ・プトロ(パク・ウィ)、戸來貴規、イマム・スチャヒョ、岩崎司、木本博俊、木村茜、三橋精樹、佐藤朱美、山﨑健一、吉澤健。