EXHIBITIONS

GROUND α collaborative drawings

ぼくの土地にみんなで家を建てた

2017.06.02 - 07.02

GROUND: collaborative drawing © GROUND

GROUND: collaborative drawing © GROUND

GROUND: collaborative drawing © GROUND

 画家である小林孝亘、額田宣彦、丸山直文、高橋信行、猪狩雅則が結成し、2014年から活動の歩みを始めたGROUNDは、「絵画の可能性」を示すことを共通の目的意識として活動を行っている。

 画家自身がいかなる態度で美学的、精神的、心理的に絵画の問題と対峙しているかを明らかにし、今日の映像・画像が膨大な情報をのせて氾濫する視覚環境のなかで、絵画そのものが持つ機能的側面や可能性とは何なのか。これまで自主企画の展覧会、シンポジウムといった個々の作家活動とは異なる実施形態で、絵画について複眼的に考察し対話する「場(GROUND)」づくりを試みてきた。

 本展では、最新作品集『GROUND α』通常版、そしてコラボレーティヴ・ドローイング付きの特別版の二つの異なるエディションを販売。メンバーの協働で制作した特別版に付属する、限定10部のドローイング作品を会場では全作展示し、先行の予約受付を行う。そしてコラボレーティヴ・ドローイングのほか、5人の新作絵画5点、『GROUND 2』カタログ(記録集)のために描き下ろした映画のスチール画を展示、販売する。