EXHIBITIONS

伊志嶺隆と平敷兼七

伊志嶺隆 海の旅人 黒島 1991

平敷兼七 好きな男が女の所から出てくるのを朝までまっている女性 南大東 1970 1970

 終戦の前後、沖縄県に生まれた同年代の写真家、伊志嶺隆(いしみね・たかし、1945〜93)と平敷兼七(へしき・けんしち、1948〜2009)。沖縄の日本への復帰という激動の時代に20代を過ごした2人は、沖縄をどのように撮るべきかを模索し続けながら、生涯にわたって同地に生きる無名の人々を撮り続け、独自の表現を切り拓いていった。

 本展では、伊志嶺と平敷がそれぞれの眼差しでとらえた沖縄の人々、生活、風景をモノクロ写真を通して紹介。沖縄県立博物館・美術館の作品とともに関連資料を展示し、2人の写真家が独自の表現を見出すまでに至った足跡をたどる。