シルバニアファミリー展

　9種類の動物の家族、ひとつの家と11種類の家具というシリーズで1985年に発売されたおもちゃ「シルバニアファミリー」。手のひらサイズのかわいい人形や精巧につくられた家、こだわりの家具は女の子だけでなく大人をもとりこんで大人気となり、社会現象となった。

　発売開始から34年、現在までに約70種類の家族、約100種類の家や店、家具にいたっては約230種類つくられ、60を超える国と地域で親しまれているロングセラー玩具となった。そして、人形の世界累計販売数は1億5000万体以上にものぼるという。

　本展は、人形をはじめ、家や家具など国内で販売された1000点以上を一堂に展観する、シルバニアファミリー史上最大規模の展覧会。誕生にまつわる制作資料や30年以上続く「シルバニア通信」など、貴重な資料も公開するほか、アーティストでデザイナーの篠原ともえが監修したシルバニアファミリー、日本ドールハウス協会やドールハウス作家と、服飾・美術・映像学校とのコラボレーション作品なども特別展示される。

　さらに、シルバニア村を再現した、およそ2×3メートルの大型ジオラマが登場。あらゆる角度から人形や家のつくりの細部を見ることができる。

　会場では、展覧会限定となる、オリジナルの洋服を着た「ショコラウサギファミリー」、「キュートカップル」などの人形セットを販売。雑貨やステーショナリーなどの展覧会限定商品も取り揃える。