EXHIBITIONS

「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展

2017.06.23 - 10.01

クリストとジャンヌ=クロード フローティング・ピアーズ (イタリア・イセオ湖、2014-16年)でのクリスト Photo by Wolfgang Volz

クリストとジャンヌ=クロード フローティング・ピアーズ (イタリア・イセオ湖、2014-16年)でのクリスト Photo by Wolfgang Volz

石上純也 Church of the Valley © junya.ishigami+associates

淺井裕介 yamatane 2014 © Yusuke Asai Courtesy of URANO and Rice University Art Gallery Photo by Nash Baker

ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 磯崎 新によるスケッチ

ヌーメン / フォー・ユース Tape Paris (Palais de Tokyo / Inside, 20.10.14.-11.01.15.) © Numen / For Use

ダニ・カラヴァン 大都市軸 1980- © Lionel Pagés

 つくることの喜びとともに、「壮大なプロジェクト」に向かって歩みを進める表現者たち。本展では、既存の表現方法の垣根を超えた大胆な発想を実現するクリエイターたちによる「壮大なプロジェクト」を紹介する。

 2016年6月、イタリアのイセオ湖を舞台に「フローティング・ピアーズ」を実現したクリストとジャンヌ=クロード。湖に出現した3kmの布の浮き橋は、やはり布で覆われた周辺の歩道を伴い、風景を鮮やかに更新して人々を高揚させた。時には数十キロにもおよぶ野外空間や大都市の中の橋、国会議事堂などを作品へと変貌させる、不可能ではないかと思われるようなプロジェクトを実現してきた彼らを本展の出発点として、ダイナミックな手法で活動を行うさまざまな分野の作家が集う。

 参加作家は、クリストとジャンヌ=クロード、石上純也、ヌーメン/フォー・ユース、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ、淺井裕介、 ダニ・カラヴァン、ジョルジュ・ルース、西野達の8組。ディレクターには、建築やデザイン、アートなど幅広い分野に精通するライター・エディターの青野尚子を迎える。