EXHIBITIONS

ルディ・クレモニーニ「The roots of lotus」

2019.02.02 - 03.17

ルディ・クレモニーニ Sleeping 2018 © Rudy Cremonini Courtesy of the artist and 104GALERIE

ルディ・クレモニーニ The red hat 2017 © Rudy Cremonini Courtesy of the artist and 104GALERIE

ルディ・クレモニーニ Ospite straniero 2018 © Rudy Cremonini Courtesy of the artist and 104GALERIE

ルディ・クレモニーニ The city 2014 © Rudy Cremonini Courtesy of the artist and 104GALERIE

ルディ・クレモニーニ Waiting room 2013 © Rudy Cremonini Courtesy of the artist and 104GALERIE

 「日常」に潜む矛盾をあらわにした、空虚感や孤独感漂う油彩作品を描くイタリア出身のアーティスト、ルディ・クレモニーニの日本初個展が開催される。

 クレモニーニは1981年ボローニャ生まれ。ボローニャ・アカデミーオブファインアーツを卒業後、同地を拠点に活動している。これまで、カゼルタ宮殿(イタリア、2018)、Galerie Thomas Fuchs(ドイツ、2017)、ベオグラード市博物館(セルビア、2017)で作品を発表し、イタリアをはじめとする数多くの国際展やグループ展に参加している。

 部屋や動植物、人物像といった日常的なモチーフを、厚塗りの油絵具と曖昧な筆致で描写するクレモニーニ。良心と本心の感情の往来や、犠牲を伴った喜び、安全が保障される代わりに奪われる自由など、生きる上での矛盾や葛藤を主題としながら、しかしその原点には、魅力や愛らしさを表現する喜びが据わっている。

 本展では、2013年以降の作品から最新作まで、大小のペインティング約20点を104GALERIE、104GALERIE-Rの2会場で展示。また、カゼルタ宮殿にて行われた大型個展にあわせて出版された作品集も数量限定で販売する。