EXHIBITIONS

内藤京平「luna o lunar」

内藤京平 Red nipples 2018 © Kyohei Naito Courtesy of Kyohei Naito and Bambinart Gallery

内藤京平 SUIT 2019 © Kyohei Naito Courtesy of Kyohei Naito and Bambinart Gallery

 内藤京平は1989年東京都生まれ。2015年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、17年東京藝術大学大学院油画技法材料研究室修了。大学院在学中に「draw」(六本木ミッドタウン TIME & STYLE、東京、2016)、「平成芸術賞授賞作家展」(平成記念美術館 ギャラリー、東京、2015)などのグループ展に参加し、初個展「Homo sapiens sapiens」(Bambinart Gallery、東京、2017)を開催した。

 これまで、ヤン・ファン・エイクやデューラー、ミケランジェロから無名作家まで古典を参照し、そこにシンプルな線を描き込んだ絵画シリーズを発表してきた内藤。西洋絵画から大胆にトリミングして描いた身体の一部と、古代壁画の線刻をイメージした単純な線の組み合わせは、トリミングや構図も相まって現代的なエッセンスを表している。
 
 本展では、クラシックと「ドット」をかけ合わせ、絵画のなかに新たな関係性を生み出すことを試みる。