EXHIBITIONS

ながさわたかひろ「オレ新聞」

2019.01.12 - 02.02

ながさわたかひろ オレ新聞(6月8日)

ながさわたかひろ オレ新聞(9月4日)

ながさわたかひろ オレ新聞(10月4日)

ながさわたかひろ オレ新聞(1月19日)

 憧れの著名人に突撃取材した「に・褒められたくて」シリーズ、応援するプロ野球チームのシーズン全試合を描いた「プロ野球画報」で知られる、ながさわたかひろの個展が開催されている。

 ながさわは1972年山形県生まれ、2000年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース修了。10年、第13回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞。これまでの展覧会に、「京都版画トリエンナーレ」(2013)、「インプリントまちだ展 2017」(町田市立国際版画美術館、2017)、山形ビエンナーレ(2018)などがある。

 本展は、ながさわがクラウドファンディングで制作費を募りながら完成させた「オレ新聞」を通して、最後の平成を振り返るもの。1年をかけて取り組んだ「オレ新聞」は、作家の故郷である山形県東根市の公益文化施設まなびあテラスでの滞在制作にはじまり、プロ野球、サッカーJリーグ、映画、落語、作家として参加した山形ビエンナーレなどの出来事が色鉛筆による簡潔なドローイングで綴られ、報道的な側面をのぞかせながらも、心躍る対象を追い求める作家の軌跡を見ることができる。