EXHIBITIONS

ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展

2019.01.20 - 03.24

© tupera tupera

 tupera tupera(ツペラ ツペラ)は、2002年に結成された亀山達矢と中川敦子による2人組ユニット。雑貨、絵本、アニメーション、ワークショップ、舞台美術、テレビといった各分野で幅広く活躍している。紙を切って貼り、様々な色とかたちで彩られた作品は、高いデザイン性とユーモアに溢れ、子供から大人まで多くの人を魅了している。

 『木がずらり』(2004)を皮切りに、絵本制作で活躍の場を広げたtupera tupera。2013年『しろくまのパンツ』(2012)で「第18回日本絵本賞読者賞」を受賞し、「第2回街の本屋が選んだ絵本大賞 グランプリ」など数々の賞にも選ばれた。続く『パンダ銭湯』(2013)が、「第3回街の本屋が選んだ絵本大賞 グランプリ」を受賞。18年には『わくせいキャベジ動物図鑑』(2016)が「第23回日本絵本賞大賞」に輝いた。

 絵本制作と並行してtupera tuperaが大切にしているのが、読者との交流。現在も、全国各地の図書館や街の書店を訪れ、イベントやワークショップを継続して行っている。

 そんなtupera tuperaの軌跡をたどる初の巡回展となる本展は、代表作である絵本の原画を中心に、立体やイラストレーション、映像などの作品、また貼り絵やコラージュを駆使して彩られた、色鮮やかで繊細な手仕事を紹介する。