EXHIBITIONS

アートセンターをひらく 第Ⅰ期

ハロルド・オフェイ Selfie Choreography Performing with the Camera 2017 撮影=Holly Revell(DARC collective)

砂連尾理 とつとつダンス part2 - 愛のレッスン 2014 撮影=森真理子

エマニュエル・レネ It Seems that The Background of Being is Changing? 2015 撮影=Blaise Adilon

 「創作と対話」をテーマに開催される特別企画「アートセンターをひらく 第Ⅰ期」。展覧会に代わって、招聘アーティストによる滞在制作、パフォーマンスや映画、座談会といった多彩なパブリック・プログラム、そしてカフェの3つの要素で構成される。

 期間中ギャラリー内に特設されるカフェでは、会期を通して子供が自由にお絵描きできるコーナーや、高校生向けの部活動、書棚や手芸コーナーなどが常設され、誰もが気軽に過ごすことができる。週末や祝日には、アーティストによるアクティビティやドロップインできるワークをはじめ、様々なプログラムを楽しめる。

 本企画は同館が開館30周年を目前に控え、国内では例が少ない「現代美術センター」の独自性を改めて探ることを目的とするもの。斬新な活動や作品のプロデュースを行うアートセンターに、移り変わる社会のなかでいま求められる役割は何か、創作と活動の現場でその可能性について対話を重ねる。

 招聘アーティストは、呉夏枝、ハロルド・オフェイ、砂連尾理、末永史尚、潘逸舟、毛利悠子、エマニュエル・レネほか。本プログラムの第Ⅱ期では、第Ⅰ期の成果発表を予定している。