EXHIBITIONS

登山博文

部屋|光

登山博文 部屋|光 2017 Courtesy of Taka Ishii Gallery

登山博文 部屋|光 2017 Courtesy of Taka Ishii Gallery

 これまで一貫して絵画を構成する線や面、色彩、また描き方や描く順序などを可能な限り純化させ成り立つ絵画を追求してきた登山博文。愛知県を拠点に活動し、「あいちトリエンナーレ」(愛知、2010 年)、「放課後のはらっぱ 櫃田伸也とその教え子たち」愛知県美術館・名古屋市美術館(2009 年)などの展覧会に参加してきた。

 登山は今春より、複数の絵画を1組の作品とする新たな試みを始め、展示空間に差し込む自然光を構成要素のひとつとしている。本展でも、同じサイズの絵画を左右に配した組作品2点を展示。合計8点のペインティング作品が並ぶ。

 絵画と外界が互いにどう影響を与え合うのか。タブローの内部を丹念に検証してきた登山が、タブローの外部へと視点を向けて新たな作品を展開する。