EXHIBITIONS
岡山現代彫刻の断片 vol.3
抽象ー多様化するイメージ
抽象彫刻とは、時間や感情などといった視覚的に見えないものを、作者の解釈で構成された色彩やフォルムなどの造形要素からなるもの。彫刻の素材は様々で、鑑賞者に作者の意図とはまったく異なる表情を見せるとともに、時代の変化に伴う価値観の多様化により、そのかたちは変容を続けている。現在、伝統的な様式美から距離を置くことやインスタレーションの概念の影響を受けて、以前では考えられなかった複数の素材を合体させるなど、昨今ますます自由度を増した表現が生まれている。
本展は、石や木を素材にしながら、不定形なイメージの向こう側を見据え、そのイメージを掴もうと探求する彫刻家の大間光記、久保極、小林照尚、富田哲朗、本原亮一の作品を展示。かすかな残像として見る人の記憶にとどまるかたちを紡ぎながら、制作者の感性と見る人の感性によって創造される場、想像力をかき立てる特別な空間と時間を表出させる。
本展は、石や木を素材にしながら、不定形なイメージの向こう側を見据え、そのイメージを掴もうと探求する彫刻家の大間光記、久保極、小林照尚、富田哲朗、本原亮一の作品を展示。かすかな残像として見る人の記憶にとどまるかたちを紡ぎながら、制作者の感性と見る人の感性によって創造される場、想像力をかき立てる特別な空間と時間を表出させる。