EXHIBITIONS

クマのプーさん展

「プーを穴からひっぱり出す」(『クマのプーさん』第2章より) 1926 鉛筆画=E.H.シェパード V&A所蔵 © The Shepard Trust. Image courtesy of the Victoria and Albert Museum, London

「グングン、くつをひっぱったので……」(『クマのプーさん』第8章) 1926 鉛筆画=E.H.シェパード V&A所蔵 © The Shepard Trust

「バタン・バタン、バタン・バタン、頭を階段にぶつけながら、クマくんが二階からおりてきます」(『クマのプーさん』第1章より) 1926 鉛筆画=E.H.シェパード V&A所蔵 © The Shepard Trust

百町森の地図(『クマのプーさん』見返し用のスケッチより) 1926 鉛筆画=E.H.シェパード V&A所蔵 © The Shepard Trust. Image courtesy of the Victoria and Albert Museum, London

『クマのプーさん』初版本 1926 メシュエン社によりロンドンにて出版 ジャロルド&サンズ社印刷 V&A内ナショナル・アート図書館所蔵 © Image courtesy of the Victoria and Albert Museum, London

「ながいあいだ、三人はだまって、下を流れてゆく川をながめていました」(『プー横丁にたった家』第6章より) 1928 鉛筆画=E.H.シェパード ジェームス・デュボース・コレクション © The Shepard Trust

 食いしん坊でおっちょこちょい、いまでは誰もが知る世界一有名なクマ「プーさん」と、その仲間たちを描いた『クマのプーさん』は1926年、アラン・アレクサンダー・ミルンとアーネスト・ハワード・シェパードの共作で生まれた。ミルンが物語を、シェパードが挿絵を担当し、機知とユーモアあふれる作品世界で人々を魅了し続け、現在までに全世界で5000万部以上のシリーズ本が出版されている。

 本展では、シェパードが鉛筆で描いたプーさんの原画を世界最大規模で所蔵するヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)から、原画をはじめ、『クマのプーさん』の誕生にまつわる貴重な資料など200点以上が来日。『クマのプーさん』がどのように生まれ、愛されてきたのかをひも解く。