EXHIBITIONS

子どものための建築と空間展

パナソニック 汐留ミュージアム|01.11 - 02.11, 02.13 - 03.23

旧開智学校(重要文化財) 1876 立石清重 写真提供=旧開智学校

慶應義塾幼稚舎理科室内観 1937 谷口吉郎 写真提供=慶應義塾福澤研究センター 撮影=渡辺義雄

黒石ほるぷ子ども館 室内詳細図 1:20(部分) 1977 菊竹清訓 株式会社情報建築蔵

フリードリヒ・フレーベル考案 第一恩物 六球法 大正〜昭和初期 お茶の水女子大学蔵

東松島市立宮野森小学校 2017 盛総合設計+シーラカンス K&H 撮影=浅川敏

ふじようちえん 2007 建築=手塚貴晴+手塚由比(手塚建築研究所) ディレクション=佐藤可士和 Photo © Katsuhisa Kida / FOTOTECA

 明治時代に始動した日本の近代教育とともに始まった校舎の建設。明治の擬洋風建築の校舎、大正自由教育の時代の造形豊かな小学校、1970年代の先駆的なオープンスクールなど様々に変遷し、子供たちの活動の場としての役割を担ってきた。また各建築ごとに、子供たちが親しみを持てるシンボリックな外観が考案され、心安らぐインテリアの充実が図られるなどの工夫も重ねられてきた。

 本展は、子供たちのためにつくられた学びと遊びの場の建築と空間の中から、日本の近現代の建築・デザイン史においてひときわ先駆的かつ独創的なものを時代ごとに紹介。幼稚園・保育園や学校などと、それ以外の子供たちの居場所におけるユニークな取り組みを、つくり手と使い手双方の視点から注目するほか、新しいユニバーサル玩具で遊べるコーナーなども設置される。

 加えて、イサム・ノグチが最晩年に携わったランドスケープ作品《札幌のモエレ沼公園》の、本人直筆のマスタープランの図面を初公開。児童向けの出版社ほるぷの依頼により、建築の菊竹清訓が青森県黒石市に設計した小さな図書館「黒石ほるぷ子ども館」の貴重な手描きの設計図面や、美術家、特撮美術監督、デザイナーとして活躍した成田亨のウルトラ怪獣のデザイン原画も並ぶなど、多様な展示構成によって、これからの子供たちが育つ環境を考えるヒントを提案する。