EXHIBITIONS

京都市立芸術大学 移転整備プレ事業 教室のフィロソフィーvol. 07

冬木遼太郎 個展「内的相互 One another one」

ギャラリー崇仁(元崇仁小学校内)|01.11 - 01.26

冬木遼太郎 ファミリー リバース シアター 2018 

「内的相互 One another one」フライヤーより

 2023年に移転が予定されている京都市立芸術大学は、移転予定先である元崇仁小学校の一部をリノベーションし、2018年3月に「ギャラリー崇仁」を開設した。小学校校舎が解体されるまでの約2年間、移転整備プレ事業の一環として、「教室のフィロソフィー」を開催。同大学を卒業、修了した若手作家を紹介し、新たな表現と対峙する場を提供している。

 冬木遼太郎は1984年富山生まれ、2010年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、2017年吉野石膏美術振興財団在外研修員としてニューヨークに滞在。時空間と行為の関係性をテーマとした作品を多く制作している。

 本展では、2017年大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]で行ったワークショップを発展させた映像作品を発表。母と娘が互いの立場を交換し、人形を手に母は娘を、娘は母を演じる。人が最初に対面し、最小単位の社会とも言える家族の構造を、「演じる」という行為を通じて再考する。

 正確に言語化することが困難な人間の内面を反映した「行為」。それによって他者や空間との物理的なつながりが生まれた後、どのような波紋が広がるのか。「僕自身の興味は、時間的な持続性をもって行為を再考すること」と語る作家によって、無意識下に存在した様々な結びつきが明らかになるだろう。