EXHIBITIONS
特集展示
初公開! 天皇の即位図
江戸幕府と朝廷の亀裂を生んだ「紫衣事件」をきっかけに、自ら譲位したことでも知られる後水尾天皇。その第十九皇子・識仁親王(さとひとしんのう)が、後西天皇から位を譲られ、霊元天皇として即位したのは寛文3(1663)年のことであった。
近年、この譲位と即位の儀式を描いた珍しい屏風絵が発見され、京狩野第三代の狩野永納(1631~97)が描いたものだとされている。右隻に即位、左隻から譲位の様子を見て取ることができ、また人物や建物には多くの注記が付されており、高い資料的価値を有する注目すべき作品だ。
本展では、この屏風を初公開するとともに、関連する資料をあわせて展示し、当時における天皇の譲位と即位に関わる儀式をひも解く。
近年、この譲位と即位の儀式を描いた珍しい屏風絵が発見され、京狩野第三代の狩野永納(1631~97)が描いたものだとされている。右隻に即位、左隻から譲位の様子を見て取ることができ、また人物や建物には多くの注記が付されており、高い資料的価値を有する注目すべき作品だ。
本展では、この屏風を初公開するとともに、関連する資料をあわせて展示し、当時における天皇の譲位と即位に関わる儀式をひも解く。

