EXHIBITIONS

小松原智史「巣をたてる」

2018.11.24 - 12.23

展示構想のためのラフスケッチ

 大阪市のギャラリースペース「the three konohana」が活動再開後初の展覧会「ttk experiment」シリーズをスタート。第1弾では、「無意味性の提示」をコンセプトに直感的なイメージを増殖させ、墨による絵画表現に取り組む小松原智史を紹介する。

 小松原は1989奈良県生まれ。2011年大阪芸術大学美術学科卒業、13年大阪芸術大学大学院修了。大学院在籍中に出展した「第16回岡本太郎現代芸術賞展」で会期中に公開制作を継続的に行い、特別賞を受賞。一貫して発表の場において公開制作を実施している。近年では、愛知芸術文化センターで開催された「アーツ・チャレンジ2019」の、大規模なホワイトキューブでの展示が好評を博した。

 小松原の2年ぶりの個展となる本展。従来から小松原のコンセプトの中心にある「無意味」の概念をさらに深化させるため、実験的な展示を試みる。