EXHIBITIONS
鉄斎の七福神
最後の文人画家と言われる巨匠・富岡鉄斎の晩年の傑作を中心に、その作品約2000点を所蔵する清荒神清澄寺の鉄斎美術館別館「史料館」で、「七福神」をテーマとした展覧会が開催される。
鉄斎は1836年京都府生まれ。幼少期より国学や儒学、仏教などの学問、また書画にも親しんだ。幕末動乱期には勤皇学者として国事に奔走。明治維新後は神官の公職を経て、逝去するまで画業に専念し、日本の真景図や山水画、中国・日本の古典に取材した人物画など、自由な筆致と豊かな色彩のもと、多岐にわたって壮大な作品を多く世に送り出した。
布袋、大黒天、寿老人、毘沙門天、恵比須、弁財天、福禄寿の七柱の神様を総称する「七福神」は鉄斎が好んだ画題のひとつ。また、長寿を喜んだ鉄斎は、不老長寿を象徴する寿老人を自身に見立てて描き、賀寿の祝いに親しい知人たちへ贈ったという。
本展では、鉄斎が初期から晩年に手がけた「七福神」が題材の作品を紹介。ユーモラスに表現された神々の姿は、今日でも見る者を楽しませるだろう。
鉄斎は1836年京都府生まれ。幼少期より国学や儒学、仏教などの学問、また書画にも親しんだ。幕末動乱期には勤皇学者として国事に奔走。明治維新後は神官の公職を経て、逝去するまで画業に専念し、日本の真景図や山水画、中国・日本の古典に取材した人物画など、自由な筆致と豊かな色彩のもと、多岐にわたって壮大な作品を多く世に送り出した。
布袋、大黒天、寿老人、毘沙門天、恵比須、弁財天、福禄寿の七柱の神様を総称する「七福神」は鉄斎が好んだ画題のひとつ。また、長寿を喜んだ鉄斎は、不老長寿を象徴する寿老人を自身に見立てて描き、賀寿の祝いに親しい知人たちへ贈ったという。
本展では、鉄斎が初期から晩年に手がけた「七福神」が題材の作品を紹介。ユーモラスに表現された神々の姿は、今日でも見る者を楽しませるだろう。