EXHIBITIONS
近代ガラスデザインの先駆者
淡島雅吉展
代表作「しづくガラス」で知られ、日本のガラスデザイナーの草分け的な存在として昭和期に活躍した淡島雅吉(あわしま・まさきち)。日本美術学校を卒業後、デザイナーとして各務クリスタル製作所に勤務した後、戦後は保谷クリスタル硝子製造所に入社。1950年に独立し、型吹きの「しづくガラス」を考案して国井喜太郎賞など数々の賞を受賞した。
淡島による「しづくガラス」は、ガラス表面に緩やかな凹凸が見られる作品群。温かみのある手触りのガラスは、型吹きによって、淡島の亡き後も委託工場で制作が続けられたが、現在は中止され、オリジナルは貴重となっている。
本展では「しづくガラス」の技法でつくられた大小様々なうつわや、1950~60年代にデザインされたとは感じさせない、モダンなデザインの吹きガラスの作品など約140点を展示し、淡島のガラス制作の全体像に迫る。
淡島による「しづくガラス」は、ガラス表面に緩やかな凹凸が見られる作品群。温かみのある手触りのガラスは、型吹きによって、淡島の亡き後も委託工場で制作が続けられたが、現在は中止され、オリジナルは貴重となっている。
本展では「しづくガラス」の技法でつくられた大小様々なうつわや、1950~60年代にデザインされたとは感じさせない、モダンなデザインの吹きガラスの作品など約140点を展示し、淡島のガラス制作の全体像に迫る。