EXHIBITIONS

横山津恵展

2018.12.01 - 2019.02.11

横山津恵 花篭 1990

横山津恵 燈燁ふたたび 1993

横山津恵 フィレンツェの窓 1989

横山津恵 華と猫 1973

 みずみずしいタッチで女性像を描き、秋田の画壇を牽引した日本画家・横山津恵の回顧展が開催される。

 横山津恵は1916年生まれ。20歳で師範学校を卒業し、地元の尋常高等小学校で教鞭を執った。戦争を経験し、敗戦後の世の中で自身を見つめ直したとき、「自分の手からかたちやものが生まれる」ことに救いを感じたことから、絵の道を志すに至った。

 以後30歳で日本画家・高橋萬年に、40代前半は前田青邨や郷倉千靱といった、当時の日本画壇を代表する画家たちに師事。50代前半には、当時まだ学生だった日本画家・小嶋悠司に絵を学び、院展で活躍しながら、自分が真に描きたいものとは何かを問い続けた。

 本展では、横山の初期から晩年にかけての作品を中心に、スケッチなどの資料を展示。横山が生涯にわたって追究し続けた、女性美の数々を紹介する。