EXHIBITIONS
河口龍夫「1963年の銅版画より」
独自の哲学に基づき、時間や生命といった目に見えないもの、不確かなものを作品化してきた河口龍夫。1965年に結成した「グループ〈位〉」では、岐阜・長良川の河原で延々と穴を掘って埋めるパフォーマンスなどを発表し、国内外の展覧会に参加。現在でも大規模な個展を開催するなど、意欲的な活動を続けている。
本展では、近年発見された、23歳の河口が制作した最初期の銅版画10点を展示予定。それぞれに「消去された時間」「人」「萌芽」「仮面」「発生」「相関」「命の時間」「曖昧なこと」「闇に潜む浮遊物」「闇からの誕生」というタイトルがつけられ、すでに現在の河口作品に通底する「時間」「生命」「宇宙」といった要素と、作家としてスタートした頃から変わらない強固な意志を垣間見ることができる。
本展では、近年発見された、23歳の河口が制作した最初期の銅版画10点を展示予定。それぞれに「消去された時間」「人」「萌芽」「仮面」「発生」「相関」「命の時間」「曖昧なこと」「闇に潜む浮遊物」「闇からの誕生」というタイトルがつけられ、すでに現在の河口作品に通底する「時間」「生命」「宇宙」といった要素と、作家としてスタートした頃から変わらない強固な意志を垣間見ることができる。