EXHIBITIONS
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 世界文化遺産登録記念
クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし ―杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ
日本におけるカトリックの布教の成果を示すべく、イエズス会の派遣でヨーロッパを訪れた「天正少年使節」の足跡をたどり、そのゆかりの地の撮影を続ける現代美術家・杉本博司。2015年に赴いたイタリア・ヴィチェンツァのオリンピコ劇場で、天正少年使節を描いた壁画との出会いをきっかけにその足取りを追うようになり、同時に日本と西洋を往還してきた自身の精神の出自をたずねる旅にもなっているという。
本展では、杉本による天正少年使節関連の近作群を、使節関連の貴重な史料や同時代の南蛮美術、キリシタン美術などとともに展観。豊かな階調を持つ杉本の大型作品と、長崎の「岬の教会」を描いた《南蛮渡来風俗図屏風》(公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館)や、ローマのジェズ教会が保管する3点の日本殉教図をはじめとする貴重な作品、史料が並ぶ。(※会期中、杉本作品を除く一部作品・資料の展示替えあり。前期は12月24日まで、後期は12月27日から)
本展では、杉本による天正少年使節関連の近作群を、使節関連の貴重な史料や同時代の南蛮美術、キリシタン美術などとともに展観。豊かな階調を持つ杉本の大型作品と、長崎の「岬の教会」を描いた《南蛮渡来風俗図屏風》(公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館)や、ローマのジェズ教会が保管する3点の日本殉教図をはじめとする貴重な作品、史料が並ぶ。(※会期中、杉本作品を除く一部作品・資料の展示替えあり。前期は12月24日まで、後期は12月27日から)