EXHIBITIONS

終わりのむこうへ:廃墟の美術史

ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ 古代アッピア街道とアルデアティーナ街道の交差点 『ローマの古代遺跡』より(1756年刊)
町田市立国際版画美術館蔵

シャルル・コルネリス・ド・ホーホ 廃墟の風景と人物 17世紀 東京富士美術館蔵
© 東京富士美術館イメージアーカイブ / DNPartcom

藤島武二 ポンペイの廃墟 1908頃 茨城県近代美術館蔵

元田久治 Indication:Shibuya Center Town 2005 リトグラフ

野又穫 交差点で待つ間に -Listen to the Tales- 2013 撮影=木奥恵三 © Minoru Nomata

 昨今、ブームを巻き起こしている「廃墟」だが、西洋美術の世界ではすでに18世紀から19世紀にかけて廃墟趣味が流行し、「廃墟」は絵画の主役の地位を確立していた。 

 廃墟の画家として名を馳せた18世紀のユベール・ロベール、19世紀のコンスタブル、20世紀のアンリ・ルソー、マグリット、デルヴォー。やがて、廃墟という主題は、亜欧堂田善、藤島武二、岡鹿之助、元田久治、大岩オスカール、野又穫ら、江戸時代から日本の近現代の画家たちにも伝播した。

 本展では、もっとも古い作品は17世紀までさかのぼり、西洋古典から現代日本までの廃墟・遺跡・都市をテーマとした作品を集め、「廃墟の美術史」をたどる。