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EXHIBITIONS

バッドアート美術館展

チャーリーとシーバ

ケンタウロスとバイカー

ハエに向けられた眼差し

沼ピクニック

 ゴミ箱やリサイクルショップなどから集められ、有名な美術館に収蔵されることはないものの称賛せずにいられない。そんな作品を讃えてきた「バッドアート美術館」の迷作が初来日する。

 1994年にボストンの画商、スコット・ウィルソンがゴミの中から最初の「バッドアート」を拾ったことから始まり、映画館の地下スペースを利用してそのコレクションを公開したことで国際的な注目を集めたバッドアート美術館。

 その選考基準は、第1に「芸術の名のもとに真剣に創作した本物のアートであること」、第2に「コンセプトあるいは完成の時点で何かが間違ってしまっていること」、そして第3に「議論や疑問が起こるものの、結果として興味深く称賛せずにいられない作品であること」。現在では多くの「バッドアートではないかと思われる作品」が美術館に寄せられるものの、バッドアートの基準が厳しいことで、実際に収蔵される作品はごく一部だ。

 どこか奇妙な印象を抱かせつつも、見る人の心を動かすちょっと残念なアートたち。本展では、バッドアート美術館に収蔵される800点を超える作品の中から110点を日本初公開する。