EXHIBITIONS
公開制作70
狩野哲郎
すべての部分が固有の形になる
狩野哲郎は、自然素材や既製品を用いてインスタレーション、絵画、彫刻を制作し、注目を集める作家のひとりだ。
狩野の制作の特徴は、すでにあるものを選び組み合わせること、そしてそこに人間とは全く別の存在、すなわち「他者」の視線を導入することにある。例えば狩野は鳥を会場に放ち、鳥の環境と人間が見る風景とを対比。また魚の習性に基づいて設計された釣り具を、形や仕組みに着目してモビールや彫刻をつくる。
今回の公開制作では、そのような狩野の実際の制作プロセスを紹介。大量の素材を持ち込んで選別し、加工方法を検討し、色や形を吟味するなど、さまざまな段階でなされる取捨選択の痕跡が、室内に拡がっていく。
狩野の制作の特徴は、すでにあるものを選び組み合わせること、そしてそこに人間とは全く別の存在、すなわち「他者」の視線を導入することにある。例えば狩野は鳥を会場に放ち、鳥の環境と人間が見る風景とを対比。また魚の習性に基づいて設計された釣り具を、形や仕組みに着目してモビールや彫刻をつくる。
今回の公開制作では、そのような狩野の実際の制作プロセスを紹介。大量の素材を持ち込んで選別し、加工方法を検討し、色や形を吟味するなど、さまざまな段階でなされる取捨選択の痕跡が、室内に拡がっていく。






