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ルアンサック・アヌワトウィモン「輪廻転生」

ルアンサック・アヌワトウィモン 2018

 現在キャリアを伸ばしつつあるアーティストに焦点を当て、新たな考えに取り組む機会を提供する現代美術センターCCA北九州の新プログラム「20+」。第2弾では、タイ・バンコクを拠点に活動するアーティスト、ルアンサック・アヌワトウィモンを迎える。

 ルアンサックは1975年生まれ。動物、植物や科学技術の進歩などをテーマとした直接関連する素材を取り入れた作品を制作し、人間と環境の間にある不条理や、文明の進歩がもたらした利益と代償についての問題を投げかけている。

 本展では、2018年3月に最後のオスが死んだキタシロサイ、40年ほど前に絶滅したとされるタイのシボリアゲハ、そして20世紀初頭に絶滅されたとされるニホンオオカミに関する長期リサーチに基づく、新作《輪廻転生》を発表する。