EXHIBITIONS
天文学と印刷
新たな世界像を求めて
天動説から地動説への転換によって、それまでの価値観から脱却し、新時代に突入した16世紀のヨーロッパ。この一説を唱えた『天球の回転について』の著者・コペルニクスは歴史に名を残したが、いっぽうで本書の印刷者を知る人は少ない。そのなかには、学者と印刷者は共同で出版を行うのみならず、学者自らが印刷工房を主宰し、書物を刊行した人も存在する。
本展は、ニコラウス・コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ヨハネス・ケプラーといった、天文学の進展に大きな役割を果たした学者と印刷者の関係に着目。15世紀のヨーロッパに登場した活版印刷および図版印刷が、たんに情報を伝えただけでなく、知識人同士を結びつけて学問を育む場としても機能し、新たな世界像の構築に際してどのような役割を果たしたのかを紹介する。
本展は、ニコラウス・コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ヨハネス・ケプラーといった、天文学の進展に大きな役割を果たした学者と印刷者の関係に着目。15世紀のヨーロッパに登場した活版印刷および図版印刷が、たんに情報を伝えただけでなく、知識人同士を結びつけて学問を育む場としても機能し、新たな世界像の構築に際してどのような役割を果たしたのかを紹介する。