EXHIBITIONS

イガル・オゼリ「Reflection」

2018.10.12 - 11.04

イガル・オゼリ Untitled; Zuzanna 2018 Courtesy of Yigal Ozeri

イガル・オゼリ Untitled; Zuzanna 2018 Courtesy of Yigal Ozeri

 ニューヨークを拠点に活動するスーパーリアリズム作家、イガル・オゼリの個展が開催される。

 オゼリは1958年イスラエル出身。「ハイパーリアリズム」の手法を取り入れ、ミック・ジャガーの娘でモデルのリジー・ジャガー、GUCCIやPRADAなどのイメージを飾るズザナ・ブッシウォルドらを被写体に、圧倒的な描写力で繊細な絵画を手がけてきた。作家が好んで背景に多用する自然と、女性像を融合させた画面は、鑑賞者を引きずり込み、匂いや質感まで共有できるような錯覚に陥らせる。

 近年では、リチャード・エステス、チャック・クロースら、戦後から現代までのハイパーリアリズムに焦点を当てた展覧会「50 Years of Hyperrealistic Painting」に参加。2017年に、日本初個展「Erasing Photography」が開催された。

 本展では、「Zuzanna」シリーズより、日常風景に溶け込む女性を描いた新作を発表する。