EXHIBITIONS

川田知志「Open Room」

2018.09.02 - 10.13

川田知志「Open Room」設営風景

作家スタジオ(2018年8月)

川田知志 Open Room(イメージスケッチより) 2018

川田知志 ノーサイド(アートラボあいち長者町、2017)での展示風景

川田知志 ノーサイド(アートラボあいち長者町、2017)

川田知志 サドンデス(龍屋ビル、愛知、2017)

川田知志 サドンデス(龍屋ビル、愛知、2017) 撮影=怡土鉄夫

 壁画を主軸とするインスタレーションによって、視覚芸術と都市空間との関わりを提示する美術家・川田知志。2015年よりフレスコ画を応用し、実空間をトレースした仮設壁を自ら設置した上に、漆喰と顔料で描く独自の手法で、半恒久的な壁画の制作を行う。

 17年には取り壊しが決まっていた雑居ビルで展示した《ノーサイド》を展覧会終了後に解体して異なる場所に移動させ、《サドンデス》として再展示することで、解体した作品の次なる表現展開を見出した。現在は、壁画の移動や帰属空間からの自律を意識した制作を実践している。

 本展では、「壁面の構造の解体」をテーマとしたインスタレーションを発表。会期初日には、キュレーター・ 服部浩之とのトークを行い、川田にとっての壁画制作とは何かを探る。