EXHIBITIONS

栗棟美里「Still Remained」

2018.09.14 - 10.13

栗棟美里 Memorise #1

 自らが撮影した写真を支持体に、描画を施すミクストメディアの手法で、美や存在、時間、生命といった、ものの本質を問いかけてきた栗棟美里(くりむね・みさと)。2016年の個展「皮下の過激から理性への回帰」では、「27歳の自分自身」へ向けて、すべての作品をセルフポートレートで構成し、人間の内に秘められている本質を探った。近年では国内外での発表のほか、モデルルーム、レストランでの企画に携わるなど活動の幅を広げている。

 本展では、情報過多な現代社会に焦点を当て、美・芸術の本質の探求をテーマとした作品60点以上を展示。作家にとって初となる映像作品《Memorise》のほか、ミクストメディアや写真、インスタレーションといった多角的な視点で空間を構成する。