井上雄輔「Containers in Tokyo」

　都市を走るコンテナを被写体に撮影を続ける写真家・井上雄輔の初作品集の刊行にあわせた展覧会が開催される。

　井上は1980年神奈川県生まれ、2017年に東京綜合写真専門学校卒業。これまでの個展に「Brick Express」（The White、2017）、グループ展に「Mirage ONE 2017」（Mirage Gallery、2017）、「RAIEC TOKYO 2018」（72 Gallery、2018）など。2016年よりコンテナシリーズの撮影を開始し、その作品点数は3000点を超える。

　本展では、高速シャッターでとらえた、東京の様々な風景の中で静止しているかのようなコンテナの写真作品を展示。同じ位置、大きさに配されたコンテナの繰り返されるイメージは、都市のシステムに組み込まれた物流の姿を浮き彫りにする。

　なお写真集とともに、作家自身が制作したオリジナルフレームがスペシャルエディションとして販売される。