EXHIBITIONS

「脇田和×VOCA」展

2018.09.10 - 10.19

脇田和 はじかみ 1981

脇田和 空に叫ぶ 1996

 第一生命ギャラリーが所蔵する洋画家・脇田和の作品と、VOCA展受賞作品が同時に並ぶ、初の展覧会が開催される。

 脇田は1908年東京都生まれ。10代でベルリン国立美術学校に入学し、様々な技法を学ぶ。55年日本国際美術展最優秀賞、56年グッケンハイム国際美術展国内賞受賞。64〜70年まで東京芸術大学教授を務め、91年勲四等旭日小綬章。2005年に惜しまれながら逝去した。温かい作風と独特の色づかいで描かれた作品は、いまなお人々を惹きつける。

 いっぽう、「VOCA展」は、自由な才能に溢れ、それぞれの個性を発揮する若手作家の平面作品が集う現代美術の登竜門。第一生命は94年の第1回より協賛し、受賞作品の収蔵や受賞作家の第一生命ギャラリーでの個展開催を支援している。

 同ギャラリーで脇田作品が展示されるのは6年ぶり。若手作家の教育にも熱心であった巨匠と、大小島真木、久門剛史、フジイフランソワが共演し、新たな空間をつくり上げる。