EXHIBITIONS

gesture form technique IV

TARO NASU|05.19 - 06.23

ピエール・ジャンヌレ Easy armchair ca.1955-56 Courtesy of SIGN, TARO NASU

ピエール・ジャンヌレ Easy armchair ca.1955-56 Courtesy of SIGN, TARO NASU

ピエール・ジャンヌレ 6 hole bookcase ca.1957-58 Courtesy of SIGN, TARO NASU

ジャン・プルーヴェ Standard chair ca.1950 Courtesy of SIGN, TARO NASU

ジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアン Antony bed ca.1954 Courtesy of SIGN, TARO NASU

 TARO NASUではモダニズムデザインとアートの交点を探るシリーズの第4回、「gesture, form, technique IV」展を開催。今回の展覧会はル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレが共同設計した家具類を中心に構成される。

 ル・コルビュジエは1950年代に、インド、チャンディーガルの都市計画を手がけた。ル・コルビュジエは多くのプロジェクトにおいて、他の建築家やデザイナーと共同しながら制作を進めていたことが知られており、チャンディーガル都市計画も同様に、デザイナーでありル・コルビュジエの従兄弟でもあったピエール・ジャンヌレと計画を進めた。4回目をむかえる本展では初の試みとして、都市の中枢機関であるキャピトル・コンプレックス(高等裁判所・行政庁舎・議会棟)のために設計した家具類を展示。また、ル・コルビュジエらと関係の深いジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアン、セルジュ・ムイユらがデザインした、50年代フランスのモダニズム黎明期における名品も紹介する。

 多くの現代美術家たちは、ル・コルビュジエやジャンヌレらが築いた成果をひとつの指針とした。アメリカ現代美術を代表するひとりであるドナルド・ジャッド(1928-1994)は彼らの仕事を前提にミニマリズム彫刻を構想。リアム・ギリック (1964-)は建築家具や什器の設計に、美術史や詩的なテキストを交じらわせることによって「生活を芸術化すること」を目指している。また田島美加(1975-)は人々を取り囲む住居や工場の環境から作品を構想し、人間と人間が作り出すモノや環境との関係について考察してきた。本展は、彼らの作品をあわせて展示することによって、ル・コルビュジエやジャンヌレらが築いた仕事を、現代的な問題として提示しようとするものだ。