EXHIBITIONS

東京富士美術館開館35周年秘蔵選

日本の美・百花繚乱

2018.07.07 - 09.02

葛飾北斎 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(部分) 1830-32(天保元-3) 東京富士美術館蔵

 東京富士美術館が所蔵する日本美術コレクションから、桃山〜江戸時代にかけて制作された近世絵画の名品が集う展覧会が開催される。

 1983年に開館した東京富士美術館は、日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画、写真、彫刻など、多岐にわたるジャンルを収蔵。ルネサンス時代〜印象派・現代に至る西洋絵画の流れを一望できる油彩画コレクションと、写真史を概観できる写真コレクションを特徴とするいっぽう、近年では「東山魁夷展 ─長野県信濃美術館東山魁夷館所蔵品による」、「暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─」(ともに2018年)など、日本美術に焦点を当てた展覧会も企画してきた。

 本展では、同館の所蔵品から選りすぐった漆工芸、武具甲冑の逸品を紹介。さらに浮世絵「名所絵」の最高峰、葛飾北斎《冨嶽三十六景》と歌川広重《東海道五拾三次》も顔を揃える。